木材を調べる・探る 公益財団法人 日本合板検査会

概要|ごあいさつ

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合板接着力の試験風景

公益財団法人 日本合板検査会

理事長 河野 元信

 木材は、再生産可能な資源であり、軽い割に強い強度を有し、断熱性や調湿性に優れ、紫外線を吸収する効果や衝撃を緩和する効果が高いなどの性質を有する優れた建築資材です。また、製造時のエネルギー消費が小さく、住宅等として長期間にわたって炭素を貯蔵するなど地球環境にやさしい建築資材でもあります。

 一方で、天然素材があるが故に樹種や生育環境によって性質が異なってくるなど、非常に個性の強い資材でもあります。このため、木材の建材としての割れ、節、反り、ねじれ等の欠点を克服する合板や集成材、単板積層材、直交集成板等の新たな木質建材が開発されてきました。

 これらの木質建材は、建築技術の進展や工法の変化、耐震性や高気密・高断熱等の住宅の品質・性能の向上等に対応してその需要が伸びてきております。また、公共建築物等木材利用促進法による公共建築物、事務所や医療・福祉用などの非住宅分野、リノベーションやリフォームなどの分野での利用も期待されております。

 公益財団法人日本合板検査会は、合板・単板の任意検査を行う一般社団法人として昭和24年に誕生しました。以来、農林物資の規格化等に関する法律(JAS法)に基づく登録格付機関や認定申請の経由機関等を経て、平成18年から改正JAS法に基づく新たな登録認定機関となりました。この間、新たな林産物のJAS規格が制定されるに伴い、当会が認定する品目も合板だけでなくフローリング、集成材、直交集成板などへと拡大してきました。

 現在、当会は、これらの製造施設や品質管理体制等が一定の基準に達している工場等をJAS認定工場に認定する業務を行っており、その数は国内外を含め400社を超えております。また、認定工場等の製品がJAS規格の格付品(JASマークを付けた製品)に適合するか否かの試験・検査を行う第三者検査機関としての受託業務は、多くの実績を有し、高い評価を受けております。さらに、一般企業等からの各種理化学や物理試験などの受託試験も行っています。

 建築基準法施行令や公共建築物等木材利用促進法等では、品質・性能の確かなJAS規格等に適合した木質建材が求められております。

 これからも、合板、フローリング、集成材、単板積層材、直交集成板等の品質の改善と声価の維持向上を図り、木材加工産業の発展のみならず、消費者の皆様の信頼に応えうる活動を推進してまいります。