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集成材

集成材についてよくある質問

Q構造用集成材の接着耐久性に関するデータを知りたい。また、燃えしろ設定とは、全ての構造用集成材に設定され構造計算されるものか。

A構造用集成材の接着耐久性に関するデータは少ないのですが、屋外暴露試験による接着力の経年変化について暴露後14年間のものがあり、これによると中央部に比べ木口からの劣化が大きく、また、防腐処理した場合は劣化の程度が軽減され、水溶性薬剤より油性薬剤の方が効果が高くなっています。
燃えしろは、一定の防火性能を確保することが義務づけられている建築物について、それぞれ必要な燃えしろの値が法令で定められています。例えば、準耐火建築物の柱や梁の燃えしろは35mm(45分耐火の性能が要求される場合)、一般の大断面木造建築物の柱や梁の燃えしろは25mm(30分耐火の性能が要求される場合)となっています。

Qグレーディングマシンは、集成材のラミナのヤング係数を測定するのに使用するが、強さとはどのような関係にあるか知りたい

A一般に針葉樹製材で用いられる方法で、材料のロットのヤング係数と強度の関係を予め想定しておき(MOE?MOR直線を作成し)、機械によって測定されたヤング係数を等級区分します。区分された材が想定された強度値を満足しているかどうかは、抜き取り検査により確認します。
この方法は、対象とする材料のヤング係数と強度の関係が比較的安定しているときには適用可能ですが、その関係が著しく変動する場合は、例えば、樹種や産地ごとに対象材料のヤング係数と強度の関係を、その都度実測して想定する必要があります。

Q集成材のJASでは、ひき板又は小角材などの繊維方向をほぼ平行にして、長さ、幅及び厚さの方向に集成接着した材料と定義されているが、この「ひき板」又は「小角材」の寸法はどのように規定されているか。

A構造用集成材については集成材のJASの中で、ラミナは厚さ5cm以下であり、原則として等厚であり、仕上げ加工後においては中心軸に対して対称であること。ただし、実大強度試験又は実証試験を伴うシュミレーション計算等によって強度が確認された集成材にあっては、厚さが6cm以下とすると規定されています。
造作用集成材、化粧ばり造作用集成材及び化粧ばり構造用集成柱については、集成材のJASの規定はありませんが、造作用集成材、化粧ばり造作用集成材及び化粧ばり構造用集成柱の製造基準に厚さ5cm以下と規定されています。

Q集成材と幅はぎ材の明確な違いについて。また、幅はぎ材が集成材として扱われる場合には、寸法の規定はどのようになるか。

A厚さが5cm以上のひき板で幅はぎされたものは、集成材とはいいません。また、幅はぎされたものの寸法については特に規定されていません。

Q造作用集成材に塗装加工したものは、JAS規格に基づく表示は可能か。

A平成19年9月に集成材の日本農林規格が改正され、塗装加工したものについても表示が可能になりました。

Q集成材にダボ、ビスケット及び金具等の加工を施したものは、JAS規格に基づく表示は可能か。

Aこれらの加工を施したものは、JAS表示はできません。

Q構造用集成材の許容応力度を知りたい。

A構造用集成材の許容応力度は、平成13年国土交通省告示第1024号にて定められています

Q構造用集成材のJAS認定を取得する際に、なぜ樹種ごとに資格取得が必要なのか。

AJAS規格では、樹種ごとに強度(曲げ強さ、ヤング係数又は引張り強さ)及びせん断強さ(木部破断率を含む)の基準値が規定されています。また、建築基準法において引用されているJASの構造用集成材にも、樹種ごとに製品の圧縮、引張り、曲げ強度及びせん断の許容応力度が与えられています。
このことから、JAS認定を取得する場合も樹種ごとに資格取得することになります。