概要|ごあいさつ
日本合板検査会は、昭和24年に社団法人日本合板検査会として設立され、加工木材(木質建材)の検査において70年余の歴史を有する公益財団法人です。
昭和25年に農林省がJAS(日本農林規格)制度を制定して以来、当検査会はJAS登録認証機関として、合板、フローリング、集成材、LVL、CLTなどの加工木材(木質建材)の検査や、それらを製造する工場(海外も含む)のJAS審査・認証を行っています。
平成29年からはクリーンウッド法の登録実施機関として、合法伐採木材を取り扱う事業者の審査・登録を行っています。
また、全国7か所の検査所では、加工木材(木質建材)の接着性能、曲げ強度、ホルムアルデヒド放散量など個別の依頼試験も受け付けております。
理事長 渕上 和之
令和3年に改正された木材利用促進法では、脱炭素社会の実現に向けて、対象範囲が公共建築物だけでなく民間建築物にも拡大されました。建築基準法等の改正も進み、非住宅建築物における木造化や内装の木質化の機運は高まっています。このような中で、品質・性能が規格によって保証されたJAS加工木材(木質建材)や合法伐採木材の供給はますます重要となってきます。
当検査会は、木材関連事業者の健全な発展と建築主、建築業界等の需要者の安全・安心に貢献すべく、これからも加工木材(木質建材)の検査技術、検査システムの向上に努め、持続可能な社会の構築に寄与してまいります。